【2016SFC修行】 修行を終えて
2016年4月に思い立って、2016年GWから開始したSFC修行も、無事2016年8月末のフライトを以て、プレミアムポイントを50,000ポイント獲得し、プラチナ会員となることができました。
私が修行を実施するにあたって、当初立てた方針としては以下のようなものでした。
- PP単価を11円代までとする。
- 修行とは言うものの、単純なタッチはできるだけ避け、”旅”を楽しむ。
- ビジネスクラス、プレミアムクラスを使った”旅”を楽しむ。
- 今持っているマイルを活用し、キャッシュアウトを少なくする。できれば30万円未満。
修行を終えて、どのようになったか振り返ってみたいと思います。
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PP単価は10.95
結局、第1回の中国国際航空のビジネスクラスを使ったSINタッチから、都合7回の修行、22レグに搭乗しました。
No. | 日付 | 便名 | 出発空港 | 到着空港 | クラス | PP | PP単価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1-1 | 5/1 | CA168 | 羽田 | 北京 | ビジネス(R) | 2,041 | 7.2 |
1-2 | 5/2 | CA975 | 北京 | シンガポール | ビジネス(R) | 3,863 | 7.2 |
1-3 | 5/4 | CA970 | シンガポール | 北京 | ビジネス(R) | 3,863 | 7.3 |
1-4 | 5/4 | CA181 | 北京 | 羽田 | ビジネス(R) | 2,041 | 7.3 |
2-1 | 5/19 | ANA469 | 羽田 | 那覇 | P株主優待 | 2,860 | 10.6 |
2-2 | 5/19 | NH470 | 那覇 | 羽田 | 普国際乗継 | 1,968 | 13.7 |
2-3 | 5/19 | NH971 | 羽田 | 上海浦東 | エコ(L) | 499 | 13.7 |
2-4 | 5/22 | NH972 | 上海浦東 | 羽田 | エコ(L) | 499 | 13.7 |
3-1 | 6/11 | ANA469 | 羽田 | 那覇 | P株主優待 | 2,860 | 10.6 |
3-2 | 6/12 | ANA468 | 那覇 | 羽田 | P株主優待 | 2,860 | 10.6 |
4-1 | 6/23 | ANA087 | 羽田 | 宮古 | P株主優待 | 3,320 | 11.7 |
4-2 | 6/26 | ANA088 | 宮古 | 羽田 | P株主優待 | 3,320 | 11.7 |
5-1 | 7/15 | ANA1097 | 羽田 | 那覇 | P株主優待 | 2,860 | 10.6 |
5-2 | 7/15 | ANA478 | 那覇 | 羽田 | 普国際乗継 | 1,968 | 12.8 |
5-3 | 7/16 | NH839 | 羽田 | 香港 | ビジネス(P) | 2,314 | 12.8 |
5-4 | 7/18 | NH810 | 香港 | 成田 | ビジネス(P) | 2,314 | 12.8 |
5-5 | 7/19 | NH469 | 羽田 | 那覇 | 普国際乗継 | 1,968 | 12.8 |
5-6 | 7/19 | ANA474 | 那覇 | 羽田 | P株主優待 | 2,860 | 10.6 |
6-1 | 7/30 | ANA067 | 羽田 | 千歳 | 旅割75 | 765 | 11.8 |
6-2 | 7/31 | ANA998 | 千歳 | 羽田 | 旅割75 | 765 | 11.8 |
7-1 | 8/28 | NH843 | 羽田 | シンガポール | エコノミー(V) | 2,484 | 14.8 |
7-2 | 8/31 | NH842 | シンガポール | 羽田 | エコノミー(V) | 2,484 | 14.8 |
上記7回の修行で費やした総費用は556,100円。獲得総プレミアムポイントは、50,766ポイント。PP単価は、556,100 ÷ 50,766 = 10.95となりました。
フライトでの獲得マイルは、総合計35,879マイルです。
PP単価10円が効率的な修行の目安とされていますが、10円台におさまったので、それなりの数字かと思います。
この金額には、海外旅作でのホテル代二泊分は含まれますが、それ以外のホテル代や移動のタクシー代、食事代、観光代は含まれません。 また、株主優待の取得費用も含まれていません。
8月の家族旅行(シンガポール)は、当初修行の予定には組み込んでいなかったので、9月の旅割75で解脱予定だったのですが、一足先に解脱してしまいました。 また、家族旅行はPP単価度外視ということもあり、当初は、10円台の前半を想定していたですが、10円台の後半になってしまいました。
また、第2回修行で、上海発の便の遅延の結果、そのあとにOKAタッチ(沖縄往復)ができなかったこともPP単価上昇に影響しました。
PP単価は、どのくらいまで下げれるのか?
私の場合は、実はそれほどPP単価を下げることを重視していなかったのですが、改めて振り返ってみるともっとPP単価は抑えることができたと思います。
もし、私が現在の知識・経験を持って最初からSFC修行をプランニングするのであれば、どうするかと言うと、
標準ケース
まず、プレエコでシドニー行きのチケットを予約します。特にセール時期を狙えば、前後にOKAタッチを入れてPP単価9.2円で、かつ一撃25,044PP獲得できます。
次に、中国国際航空のビジネスクラスで、シンガポール1回(11,808PP)、ジャカルタ1回(12,982PP)往復します。 下記記事でも記載していますが、PP単価は、シンガポールが7.3円、ジャカルタが8.6円です。 ここまでで、49,834PPですが、残りは旅割75で適当に片道を飛んで解脱。これで恐らくPP単価8.6円ほど(総額で43万円)で解脱できます。
中国国際航空は、8月のピーク日程以外だとGW等でも結構安く販売していますので、ねらい目です。 ただし、プラチナ会員に達成するには、50,000PPかつ、ANAで25,000PP以上獲得する必要がありますので、中国国際航空をこれ以上組み入れることはできません。
国際線は、プレミアムエコノミーかビジネスクラスでの搭乗なので、かなり楽だと思います。また、休暇も3回のみ取得すれば良いので楽ちんです。
格安ケース
ANA分は、基本は旅割75で那覇か石垣を絡めた旅程になります。ですので、ANAの旅割のセール時期を見極めて予約していくことになります。
例年1月、2月は結構安く販売されているようですね。
ただ、羽田⇔那覇単純往復だと、PP6.8円から設定がありますが、1往復で獲得できるPPは、2,952ポイントにしかなりませんので、残りの26,384ポイントを那覇往復だけで獲得しようとすると、9往復する必要があります。 羽田⇔石垣往復だと、3,672ポイントなので、こちらなら7往復ちょい。こっちはPP単価7.1円から(2017年1月)。
回数を減らすのであれば、羽田→那覇→関空→那覇→羽田のようなフライトか、羽田→那覇→千歳→羽田みたいなフライトでも良いかもしれません。 (那覇→関空の旅割であれば、1月にPP単価7.7円で予約できます。)
旅割75が高くなる3月からは、中国国際航空のビジネスクラスでシンガポールを2回往復します。これで、11,808 X 2 = 23,616PP獲得。PP単価7.3円。
細かい計算はしていませんが、恐らくこれらの旅程を組み合わせるとPP単価7.5円くらい(総額で37万5千円)で解脱できると思います。
ただし、こちらだと行き先がどうしても那覇に偏ってしまうので、本当の意味で修行という感じですね。
ビジネスクラス、プレミアムクラスを満喫できたか?
海外修行では、2回ビジネスクラスに搭乗しました
ANA便では第5回修行で、海外旅作を使った香港ビジネスクラスの旅を満喫できました。
特典航空券でビジネスクラスに乗ったことはあったものの、自腹でビジネスクラスを予約したのは、人生初めてでした。 海外旅作を使ってビジネスクラスを予約すると意外に安くビジネスクラスに搭乗することができるのを分かったのも、修行の成果ですね。
また、上記に記載したように、中国国際航空のビジネスクラスも意外に安く、サービスは全然悪くなかったことを理解できたのも良かったですね。 ただし、機内食はそこそこ食べられるのですが、事前にあまり期待値を上げすぎると、残念と思うかもしれません。あくまでビジネスクラスのシート代プラスエコノミーの食事と思いましょう。
プレミアムクラスは、OKAタッチの前後に楽しみました
私はもともとANAの株主だったのですが、自分ではあまり株主優待券を使っていませんでした。 今回の修行にあたっては、OKAタッチの往復は基本プレムアムクラスの株主優待割引で使用しました。
考えてみれば、株主優待券は正規運賃が半額になるので、東京発着ということで考えると羽田→那覇(石垣・宮古)のプレムアムクラスが一番割引額が大きいことになります。 また、下記記事でも記載のとおり、例年5月及び11月末に有効期限が設定されていますので、事前に株主優待で予約しておき、ヤフオク等で投売りされるのを狙って待つのも面白いかもしれません。
また、ダイビングが趣味なので、長年あこがれていた宮古島でのダイビングができたのも良い思いででした。
最終的なキャッシュアウトは?
SFC修行の開始を思い立った2016年4月の時点では、陸マイラー活動で貯めたマイルが12万ちょっとほどあったので、そのうち10万マイルを、後に6万マイルをANAスカイコインに交換して使いました。 私は、ANA VISA ワイドゴールドカードを所持していましたので、換倍率は1.6倍。ですから、16万マイルが25万6千円分のANAスカイコインとして交換できました。
ただ、家族の帰省等にも使用したり、SFC修行に組み込めなかった9月の旅割75等で使用しましたので、修行費用に充当できたのは20万円ほど。 よって、総費用556,100円のうち、手出し(キャッシュアウト)したのは、36万ほどになってしまいました。ここだけは当初の方針は達成できませんでした。
ちょっと使いすぎのような気もしますが、全額自己負担(キャッシュアウト)でやるとなると、ちょっと家族の理解が得られるか微妙ですね。 SFCの家族会員カードとして、家族にもメリットがあると説明して理解してもらっていますが、さすがにそれでも50万超ですからねぇ。
やはり陸マイラー活動で貯めたマイルがあったから、最初にある程度理解を得られたのだと思います。 特に家族持ちで修行僧を目指す方々はまず陸マイラー活動に取り組んで、マイルをガンガン貯めましょう。
最後に
SFC修行をするにあたって、色々な方々のブログを参考にさせていただきました。 マイルの効率的な貯め方、航空券の効率的な予約方法、PP単価の良い路線の見つけ方、旅先でのおいしいご飯、機材の違い、SIMカードの入手方法、ラウンジの利用方法、等々。
この場にてお礼申し上げます。
また、SFC修行をした成果として、修行を始める前と比べると格段と飛行機の事に詳しくなりました。 どうやったら、日々安くフライトできるのかを探していったら、意外にも色々な方法があることに気がついたのも修行の成果でした。
以前は、折角旅行するなら、せめて数日は滞在したいと思っていたのですが、結局そのことが旅行自体に行く機会を制限していたのに気がつけたのは、良かったと思います。 海外でも1泊2日や2泊3日でも十分楽しめます。さすがに日帰りは体力的にきついですが、香港、シンガポールあたりでも2日間あれば十分に楽しめることが今回再認識できました。
このブログはあくまで個人的な記録ですが、今後SFC修行を検討されている未来の修行僧の方々に少しでもお役に立てればと思います。
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今後は?
さて、これからどうするか?
一番悩んでいるのは、ダイヤ修行に突入するかですが、たぶんしないと思います。 2016年SFC修行僧同期の皆様が結構ダイヤ修行に突入され、解脱もされていますが、ちょっとそこまでのお金はありません。 ただ、手元にANAマイルが16万ほどありますので、それを投入するかーと、日々悩んでいます。。。
自分で記事を書いていてなんですが、シドニー、シンガポール、ジャカルタに3回いけば良いだけではないかと・・・。
ホテル修行も考えましたが、それなら、来年JGC(JALグローバルクラブ)修行に取り組むか、もしくは貯まったマイルを使って純粋に特典旅行を楽しむか。
秋の夜長に悩みは尽きません。
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