【2016SFC修行 第7回-1】シンガポール解脱修行 まさかのダイバート
2016年8月28日から8月31日まで、シンガポールにSFC解脱のための最後の修行の旅に行ってきました。
実は当初の修行計画では、9月の旅割75で解脱予定でした。
その一方で、元々8月下旬に家族の都合があえばどこか旅行に行こうと相談していたので、もしかしたらここで解脱もあるかもと思ってはいたのです。
結局家族の予定が8月になってから判明し、8月下旬に3泊4日程度で旅行に行こうとなったのですが、旅行先は、家族の希望でユニバーサルスタジオとナイトサファリがあるシンガポールに決定しました。 ただ、8月になってから予約したので、旅作でお得なビジネスクラスも、プレムアムポイントがたくさん貯まるプレミアムエコノミーも、直前だと良い値段がありません。 しかたなく、普通にエコノミークラスで全日空の公式サイトから予約しました。
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獲得プレミアムポイントは4,968ポイント
日付 | 便名 | 出発空港 | 到着空港 | 出発時刻 | 到着時刻 | クラス | PP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
8/28 | NH843 | 羽田 | シンガポール | 00:15 | 06:30 | エコノミー(V) | 2,484 |
8/31 | NH842 | シンガポール | 羽田 | 11:00 | 17:10 | エコノミー(V) | 2,484 |
片道2,484ポイントで、往復4,968ポイントですね。 以前の香港修行で海外旅作のビジネスクラスよりもプレミアムポイントが獲得できます。やっぱりシンガポールは遠いですね。 また、家族旅行、かつ、後5,000ポイント弱でプラチナサービスに到達するので、前後にOKAタッチ(沖縄往復)はつけません。
今回は、8月に入ってから予約したので、エコノミークラスなのに結構運賃がかかりました。一人あたり73,560円なり。
PP単価は、運賃合計(73,560円)÷ 獲得PP(4,968)=14.8。
家族旅行で日程優先での旅行なので、少しくらいPP単価が高いのはしょうがないですね。 あまり値段が変わらないので一瞬、中国国際航空でのビジネスクラスでのフライトも考えたのですが、SFC解脱には50,000ポイントの半分の25,000ポイントを ANA便で貯めればOKであるものの、40,000プレムアムポイントをANA便で貯めないと、来年アップグレードポイントが10ポイントしかもらえない(40,000ポイントなら20アップグレードポイント獲得)ので、 ここでは素直にANAのエコノミークラスを選択しました。
羽田空港国際線ターミナル
羽田空港の国際線は何度か使っていますが、GWの中国国際航空も7月の旅作香港もビジネスクラスだったので、ANA Premium Loungeが使えたのですが、今回はエコノミークラスなので、羽田空港国際線のカードラウンジを使用します。 手持ちのアメックスゴールドなら、同行者一名まで招待可能です。場所は出国審査を抜けて、すぐのエスカレーターを上がった4階にあります。SKY LOUNGE。
基本的には、雑誌と飲み物くらいで、軽食もあるようでしたが、有料なので注文しませんでした。
成田空港のカードラウンジも使ったことがありますが、成田に比べると出国審査後だし、内装も随分まともです。もちろんANAのラウンジのは比較になりませんが。
さて、搭乗時間が近づいてきたので、搭乗口に移動します。今回の機材はB787。もちろんエンジンはロールスロイス製です。機長より、出発前にこの機材については、対応策が実施済である事について、アナウンスがありました。良かった、良かった。
まさかの那覇ダイバート
飛行から3時間くらい経って、寝づらいなぁと思って、うとうとしていたら、水平飛行に入っているのに、やたらG(重力加速度)がかかります。台風10号(ライオンロック)の影響で雲をよけているのかなと思っていたら、、、
チーフパーサーより、 「本機は、操縦席の窓ガラスにひびが入ったため、これから目的地をシンガポールチャンギ空港より那覇空港に変更して向かいます。」とのアナウンス!
まさかのダイバートです。人生初体験。 まさに映画ハッピーフライトの世界です。
それから、間も無く機長より、 「石垣島上空を飛行中に急に操縦席の窓ガラスにひびが入り、那覇に向かいます。上空1万3千メートルだと、外気温がマイナス40度にもなるので、万が一の事態だと機内の温度を保てなくなる可能性もあることから、既に4,000メートルくらい(富士山の高さくらいとアナウンス)に高度を下げて飛行していますので、外気温もそれほど低くなく、安全です。30分ほどで那覇空港に到着します。」とのアナウンスがありました。
その後の飛行自体は特に変わった事はありませんが、さすがにこの30分は長く感じました。 特に今回は家族旅行であったので、ただ無事着陸できることを祈っていました。こういうときでもCAさんは慌てずいつもどおりだったので、機内は落ち着いていました。
長い30分が過ぎ、無事那覇空港に到着することができました。消防車も一台待機していたので、やはり緊急事態だったのですね。
この時点で、4:30過ぎです。
那覇空港到着・・・
チーフパーサーからは、 「ANAの地上係員は待機しているが、空港ビルがまだオープンしておらず、降機できないため、朝食を配る」とのこと。確かにお腹が空いたらイラつきますよね。
朝食を平らげ、6:00くらいだったと思います。空港ビルはオープンしたものの、既に一度出国しているので、入国審査官と税関職員が出社しないと降機できないとのアナウンス。はぁー。
ANAさんの努力で、その間に代替機の手配ができ、本日15:15に那覇からシンガポールに向けて出発する予定とのアナウンスです。旅を続けられることが確定し、ひとまず安心です。
うーむ、という事は13時くらいには空港に戻らなければならないので、ホテル等でゆっくりは出来ません。 もっとも、日曜日の朝なので今からホテルも手配できないと思いますが。
操縦席の写真
コンデジで、降機時に操縦席の窓ガラスを撮影してみましたが、よくわからなかったですね。 原因は、上空からの落下物かもしれません、みたいなアナウンスがありましたが、あんな上空からでも落下物ってあるのですかね? 不幸中の幸いですが、エンジン等にぶつからずに済んでよかったです。
出国中止のスタンプ
結局、降機できたのは7:00過ぎですが、さらにそこから、出国の取消しと税関を抜けなければいけません。那覇の入国審査官は三人しかいないので、長蛇の列です。今回の扱いは、一旦出国して入国するのではなく、出国の中止です。こちらも人生初体験。パスポートに出国中止のスタンプが押されます。
やっとの思いで税関を抜けても、ANAの地上係員より今後の事を連絡するとのことで、また長蛇の列。この時点で8:20過ぎです。本来なら、シンガポールのホテルに荷物を預けている時間です。まあ、無事であったことを喜ばないといけません。
ANAの地上係員さんから、13時までは各自で時間を潰して欲しいとの指示があり、お見舞い金をとして、一人当り一万円をいただきました。 この封筒はお見舞い金専用の封筒なのでしょうね。会社のロゴが入ってこんな風に窓が開いている封筒なんで他に使い道がないので、常々用意しているのでしょうか?
もしダイバートになってしまったら?
今回の経験で、もしダイバートになってしまったら、機内で代替便までの搭乗時間をどのように過ごすか検討しておいたほうが良いです。 那覇空港の国際線ターミナルでは、クレジットカードやプライオリティパスで使えるラウンジはない(SFCならラウンジ琉輪が使えるかも?)ので、 もし移動するとなると荷物を預けるためのコインロッカーの確保が重要になります。 あまりに荷物が多いといくらタクシー移動でも疲れます。。。
つかの間の那覇滞在
そうと決まれば、荷物をコインロッカーに預け、行動開始です。ここは、那覇。修行で何度も訪れている場所です。約4時間の滞在で何をするかはすぐ決まりました。 まず、家族は首里城も観光したことが無かったので、首里城公園までタクシーで移動です。
約1時間弱観光して、国際通りまで戻ってカフェで休憩です。8月末の朝方とはいえ、沖縄の太陽は強力なので、疲れたカラダにはこまめな休憩&水分補給が重要です。
さて、11時ちょっと前になったら、移動です。そう、目指すはいつものジャッキーステーキハウス! ワンパターンかもしれませんが、一度家族にも味あわせたかったのです。
そして、いつものテンダーロインステーキのM、ミディアムで! やっぱりペロリといただけてしまいます。家族も大満足です。この分ならLを注文すべきだったかな。
おなかが満たされたら、目指すはいつもの定番、瀬長島温泉。 ただ、道が混んでいて、13時の送迎バス出発まで、25分くらしか滞在できなかったのが残念でした。 しかし、狭い機内に長時間閉じ込められて汗もかいていたので、すっきりできたのは良かったですね。
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再度の那覇空港
瀬長島温泉の13時の送迎バスに乗って、那覇空港国際線ターミナルへ向かいます。 案の定、激混みでしたが、ANAワイドゴールドカードを持っていますので、エコノミークラスのチケットでも、ビジネスクラスのカウンターに並びます。 でも結局、カウンターに人が足りずに、エコノミークラスの列のが早く処理されるということに。まあ、乗れれば良いやと思っていました。
なんと、同じ便で、同じチケットの再発行です。機械処理できないのか、紙に手書きで氏名が記載されています。こんなチケットははじめてみました。
再度の搭乗
1日に同じ便で2回乗るなんて初体験です。臨時便とか、便名とか変わるのかなと思っていましたが、同じ便名なんですね。 この後実際に搭乗までは、機内の準備が整わないとのことで、あと1時間ほど待たされます。
今度は、沖止めです。代替の機材もB787なので、最初の便と座席も変わらず同じ場所です。 機内に入ってからも重量の再計算が必要とのことで、さらに1時間ほど待たされた後、無事にシンガポールに向けて飛び立ちました。
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