【2016SFC修行 第1回-1】 ビジネスクラスで行くSINタッチ
2016年のGWで実施した第一回目の修行について記載します。
そもそも2016年3月までSFCというものを知らなかったので、2016年のSFC修行は完全に出遅れていました。それどころか、2月には特典航空券で、初のミャンマー訪問を実施していたくらいでした。
3月から4月にかけて、SFC修行なるものを研究して、やはり航空券代が安い1月から2月にかけて修行をするのが良いとされていたので、2017年1月からはじめるかぁと考えていました。
調べだすと凝り性な性格から、色々と調べてみるとyumenofirstさんのブログなので、ビジネスクラスで実施するSFC修行なるものが提案されていました。
ANAでビジネスクラスを調べてみても、SINタッチ(シンガポールのチャンギ空港への往復)は、前後にOKAタッチ(国際線乗り継ぎで前後に、那覇空港への国内線往復を加えるもの)を加えてもPP単価12円台だったので、ちょっとなぁーという感じだったのですが、調べてみたら「ANA修行でマイルとポイントをぐるぐるっと!」で紹介されていた中国国際航空(スターアライアンス)で行くSINタッチがビジネスクラスだとPP単価が8.35円となっており、これは調べてみる価値がある!とのことで、急にスイッチが入ってしまい、SFC修行に突入してしまいました!
SFC修行は、ANAの上級会員を目指すものですが、ANAはスターアライアンスに加盟しているため、スターアライアンスでの搭乗分についても、プレミアムポイントが加算されます。なので、ANAの上級会員を目指すのに、何故か中国国際航空を調べることにしたのです。
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目次
- 目次
- 中国国際航空(Air China)でのビジネスクラスの価格破壊!
- 今から間に合う中国国際航空(ビジネスクラス)で行くSINタッチ
- 中国国際航空(ビジネスクラス)で行くSINタッチ以外の候補地
- 中国国際航空(ビジネスクラス)を使用する上での注意点
- 中国国際航空(ビジネスクラス)のメリット
- 中国国際航空(ビジネスクラス)のデメリット
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中国国際航空(Air China)でのビジネスクラスの価格破壊!
それで早速、中国国際航空の公式サイトで、GWのSINタッチの価格を調べてみると、
なんと5/1-5/4の期間で85,610円という驚きのチケットを見つけてしまいました。
日付 | 便名 | 出発空港 | 到着空港 | 出発時刻 | 到着時刻 |
---|---|---|---|---|---|
5/1 | CA168 | 羽田空港 | 北京空港 | 19:45 | 22:40 |
5/2 | CA975 | 北京空港 | シンガポールチャンギ空港 | 00:05 | 06:25 |
5/4 | CA970 | シンガポールチャンギ空港 | 北京空港 | 00:15 | 05:50 |
5/4 | CA181 | 北京空港 | 羽田空港 | 08:45 | 12:50 |
このチケットの予約クラスはRで、2016年3月27日搭乗分からは、125%のマイルが付与されます。
羽田ー北京の区間基本マイレージが1,313マイル。
北京ーシンガポールの区間基本マイレージが2,770マイル。
なので、片道(1,313+2,770) x125% + 400 x 2 = 5,904 PP
往復で 5,904 x 2 = 11,808 PPが獲得できます。
(スターアライアンスなので、全日空のアジア路線の1.5倍ボーナスはありません)
気になるPP単価は、85,610円 / 11,808PP = 7.3 となりました。
上記のブログで記載されていたのは、2016年2月時点の価格だったので、燃料サーチャージがなくなったのかさらに破壊的になっていました!
今から間に合う中国国際航空(ビジネスクラス)で行くSINタッチ
今回たまたまGWのど真ん中で検索してみたら、上記の価格だったのですが、これから国内線のチケット代が高くなってくる7月や8月の連休にからめても、まだまだ安いチケットが見つけられます。(2016年5月7日現在)
例えば、海の日(7/18)付近の7月15日から18日にかけての日程では、85,480円。
8月19日から21日にかけての日程でも、85,480円。
さすがに、8月4日付近から20日付近は少し価格があがるようです。
中国国際航空(ビジネスクラス)で行くSINタッチ以外の候補地
ちなみに、SINタッチ以外で中国国際航空(ビジネスクラス)を使って、SFC修行をする候補地が無いか、7月15日から18日にかけての日程で探してみました。いずれも、原則、羽田空港から北京空港の経由便を想定しています。また区間基本マイルは、外部サイトを使用していますので、正確でないかもしれません。獲得マイルは、区間基本マイルに125%をかけて算出しています。(2016年5月7日現在)
1. アジア・オセアニア方面
目的地 | チケット代 | 区間基本マイル | プレミアムポイント | PP単価 | 獲得マイル |
---|---|---|---|---|---|
香港 | 123,270円 | 1,313+1,220 | 7,932 | 15.5 | 6,332 |
ホーチミン | 109,490円(*1) | 1,313+2,090 | 10,107 | 10.8 | 8,507 |
バンコク | 200,870円 | 1,313+2,030 | 9,957 | 20.3 | 8,357 |
ラングーン | 91,960円 | 1,313+2,000 | 9,882 | 9.3 | 8,282 |
ジャカルタ | 111,980円 | 1,313+3,240 | 12,982 | 8.6 | 11,382 |
メルボルン | 164,100円 | 1,313+5,671 | 19,060 | 8.6 | 17,460 |
*1: 7/18の帰国便の設定がないため、7/16-7/19の日程での価格
【2016/5/14追記】
メルボルンで調べてみたら、16万4,100円で手ごろなチケットありましたので、追記しました。
2. アメリカ方面
中国国際航空は、スターアライアンス加盟航空会社運行便なので、全日空のPPの国内線2倍、アジア・オセアニア路線1.5倍がないため、価格さえあえばアメリカ路線も修行の候補にしても良いと思います。北京経由の便になりますので、東京から直接アメリカ方面に行くよりかは、時間もかかりますが、プレミアムポイントもより多くなります。
目的地 | チケット代 | 区間基本マイル | プレミアムポイント | PP単価 | 獲得マイル |
---|---|---|---|---|---|
ロサンゼルス | 257,310円 | 1,313+6,250 | 18,538 | 13.9 | 16,938 |
ニューヨーク | 285,570円 | 1,313+6,830 | 21,957 | 13.0 | 20,357 |
ホノルル | 159,310円(*2) | 1,313+5,070 | 17,557 | 9.1 | 15,957 |
*2: 7/15の出国便の設定がないため、7/14-7/18の日程での価格
3. ヨーロッパ方面
さらに足を伸ばしてヨーロッパ方面を調べてますが、北京経由の便なので、アメリカ方面より区間基本マイルが少なくなります。大体、北京からだとホノルルとパリが同じような距離ですね。
目的地 | チケット代 | 区間基本マイル | プレミアムポイント | PP単価 | 獲得マイル |
---|---|---|---|---|---|
パリ | 186,580円 | 1,313+5,090 | 17,607 | 10.6 | 16,007 |
ロンドン | 333,040円 | 1,313+5,060 | 17,532 | 19.0 | 15,932 |
ローマ | 226,290円 | 1,313+5,060 | 17,532 | 12.9 | 15,932 |
こうやって見ると、中国国際航空は、ビジネスクラスの価格設定を行き先によって大きく変えていることがわかります。
やはり効率的には、SINタッチが一番良いですが、ジャカルタ、メルボルン、ホノルルやパリなんかも候補になってくると思います。特にメルボルンは一撃で2万PP近く稼げます。
中国国際航空(ビジネスクラス)を使用する上での注意点
SFC修行僧であれば、ご存知だと思いますが、プラチナステータスを取得するために必要な50,000プレミアムポイントのうち、25,000ポイントはANAグループ運行利用便を使用する必要がありますので、中国国際航空を使用した修行は、全体の半分以下に抑える必要があります。
(また、実際に使用される際のマイルやプレミアムポイントの計算は、ご自身で再度ご確認の上、ご利用ください。)
中国国際航空(ビジネスクラス)のメリット
1. PP単価のコストパフォーマンス
なんと言っても、場所と日程次第では、PP単価が10円を割ってSFC修行ができます。
しかも、国際線なので、一回の修行で1万2000PP程度稼ぐことができます。
2. ビジネスクラスでのシート
北京国際空港からシンガポールのチャンギ空港への機材は、A330ですので、ビジネスクラスのシートはフルフラットシートです。かなり厳しい日程でもそれほど疲れません。
3. ビジネスクラスの機内食
中国国際航空のビジネスクラスの機内食については、Webで調べた限り、かなり評判が悪かったので、全く期待していなかったのですが、食べてみると意外においしくいただけました。また、アーモンドと中国茶については大変おいしく何度もおかわりを頂戴しました。メニューは中華であれば、そこからチキンや、肉、魚等3種類程度から選べます。その他に洋食のメニューも選択できます。
1枚目は、羽田-北京の便でいただいた中華料理(鶏料理)。チキンはおいしかったのですが、ご飯はいまいち。
2枚目は、帰りのシンガポールー北京の便での洋食(ステーキ)。意外においしくいただけました。
4. ラウンジの使用
スターアライアンス加盟会社のビジネスクラスなので、羽田や北京、チャンギ空港で航空会社のラウンジが使用できます。
羽田は、もちろんANA LOUNGE(国際線)。ここに入るためにSFC修行をやっているようなものなので、興奮しました。
ANA LOUNGEのチキンカレーは絶品でした。また行きたい。ちなみに左奥に写っている本は、SFC修行僧のバイブル「パラダイス山元の飛行機のある暮らし」です。羽田の本屋に立ち寄ったらおいてあったので買ってしまいました。
北京国際空港では、中国国際空港のビジネスクラスラウンジ。
一通りの飲み物と奥のほうに、ホットミールもありますが、味はいまひとつでした。これなら機内食のほうがおいしい。
また、Wifiも入り口近くのパスワード発行機でパスワードを取得して、接続しますがスピードはまあまあ出てました。最初、スマホで検索したのになかなか検索中から進まないから、随分遅いと思ったのですが、良く考えてみればスマホの検索エンジンをGoogleにしていたせいでした。Yahoo Japanの検索等は問題なく使用できました。シャワールームはありませんでした。(仮眠室はあるらしい。シャワールームはラウンジの給仕スタッフに確認したところ、無いと答えていましたが、他の方のブログを読むとラウンジの1Fにあるらしいです。ラウンジの受付スタッフに確認すべきでした。)
シンガポールチャンギ空港は、SATS PREMIER LOUNGE。シンガポール航空のラウンジを期待していたのですが、残念。
でもこのラウンジは、設備面では充実していました。シャワールームも完備で、ドライヤーも設置しています。また、マッサージチェアーも3台ありました。食事もそれなりのお味。JALも使用しているラウンジなので、日本の雑誌等もおいてありました。
5. 優先チェックイン
ビジネスクラスなので、優先チェックインが利用できます。いつもはエコノミークラスなので、ほぼ待たずに済む優先チェックインに優位性を感じますね。ちなみに、シンガポールチャンギ空港では、優先チェックインはカウンターで行わずに、別室に通され、いすに座って手続きが完了します。
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中国国際航空(ビジネスクラス)のデメリット
1. 定時運行が心配
今回、予約してから色々と追加で調べたのですが、北京国際空港での定時発着率はかなりひどいとのこと。(世界で、上位七位にランクインしている模様)行きの便での北京国際空港での乗り換えが、1時間25分しかなく、少しの遅れでも乗り継げないかもと思っていましたが、今回は無事羽田からの便は定時にて到着。また、いったん到着したらセキュリティチェックを受けなければならないのですが、乗り継ぎ便と一般の出発便が同じところでチェックされますので、その混み具合によっても、必要になる時間が変わってきます。単純な移動自体は、ゲートからゲートで15分程度でした。
ちなみに、北京からの出発は、機材点検ということで30分ほど遅延していたのは、ご愛嬌ですが。
(まあ、同じ航空会社なのでなんとかしてもらえるとは思います。)
2. 国内線乗り継ぎ運賃が使えない
ANAで国際線を使用するときに適用される、国内線の乗り継ぎ運賃(1万円で、国際線発着の空港までの国内線往復が購入できるというもの)が使えない。よって、SINタッチの往復に格安でOKAタッチをつけられない。ANAの羽田発着でのOKAタッチ&SINタッチなら、相当疲れますが、PP総計で1万4000ポイント程度を獲得できますので、一回の旅程において稼げるプレミアムポイントとしては劣ります。(それでも1万2000ポイント程度は獲得できます。)
3. 羽田 - 北京便の機材がしょぼい。機内エンターテイメントがダメ。
行きの羽田 - 北京便は、A321-200(帰りはA330)だったのですが、機内スクリーンがありませんでした。また、A330でも、機内エンターテイメントは、中国語と英語、フランス語のみなので、楽しめません。しょうがないのでスマホで本でも読もうと思ったら、CAさんからスマホは離陸後一切使用禁止ということで、使えませんでした。何故か、タブレットやゲーム機は何も注意されなかったので、よく基準がわからないのですが、スマホは一切ダメみたいです。
4. 北京経由便になってしまう
直行便に比べて、乗り継ぎ時間がかかるため、余分に時間がかかります。ただし、乗り継ぎの場合のほうが、直行便に比べて移動距離がかせげる、プレミアムポイントの搭乗ポイントが400ポイント片道あたり多くつくことを考えれば、SFC修行僧的にはメリットもあるので、それほどのデメリットではないと思います。
5. キャッシュアウトが発生する
ANA便と異なり、スカイコインでの決済が使用できませんので、陸マイラーでマイルをたくさん貯めてから、スカイコインに変えて決済するという手段が使えません。私のように、そこまでマイルが貯まってない段階なら、そんなに気にしなくても良いかもしれませんが、できるだけ安く済ませたいなら、多少の出費にはなります。
ちなみに、China AirのCAさんのサービスは非常に素晴らしいものでした。今まで何回か中国に旅行していますが、あのようなホスピタリティにあふれる中国人に出会ったのは今回が初めてでした。また心配していた機内での騒がしさですが、ビジネスクラスの搭乗者は、7割程度が日本人で残りは中国人でしたが、非常に静かでした。
(エコノミークラスの中国の方はちょっと騒がしそうでしたが。)
他にも、色々とデメリットがあるかなと思いましたが、意外なほどに思いつきません。
日程が合えば、私のような体力があまり無い人でも、楽にSINタッチができますので、是非SFC修行の候補に入れてもらっても良いと思います。
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