ANA マイルのある暮らし

ANA陸マイラーの2016 SFC修行の旅行記、等

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【2016SFC修行 第2回-3】 OKAタッチ&上海修行 後編

ANA787

さて、本日は帰国日です。早朝8:25の出発なので、どの様に空港まで行くか事前に検討します。調べてみたら、マグレブの出発駅(竜陽路駅:龙阳路)始発が6:45からだったので、これに乗れば7:00くらいには空港に到着出来そうです。ホテル近くの駅はほぼ始発の5:50くらいの地下鉄に乗る必要がありそうです。しかし、これから1日中移動することを考えてタクシーで行く事にしました。ホテルのフロントで確認すると、泊まっているホテルからは空港まで約一時間。200元です。(3,360円)
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上海の街並み

上海の郊外に行くと至るところで高層マンションが建設中です。中国に人が多いとは言え、こんなに作って大丈夫ですかね?上海は、新しい開発した街だと中国と思えない位に綺麗だったので、これで大気汚染が無く、もう少し物価が安ければ住み良いところだと思います。
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上海浦東空港へ移動

ホテルからタクシーに乗って移動します。朝5時代の移動なので、高速もガラガラです。大気汚染と言えば、空港に向かう途中でも、海の近くだからか霞というか、霧が出ている様です。まだPM2.5の影響があるのかも知れませんが。

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空港に6時30分ごろに到着します。まだ出発まで2時間ほどあるので、カウンターがオープンしていませんでした。ウェブでチェックインしているのですが、中国では金盾やグレート・ファイアーウォールと呼ばれるネットの接続制限がされていますので、ANAの顧客案内用のメールにGmailしか登録していなかった私は、チェックインに関するメールが届きませんでした。仕方が無いので、カウンターに並んでチェックインを待ちます。7時前くらいになると、日本語のアナウンスの後に、手続きが始まりますが、、、

最大の試練

エコノミークラスの列に並んで3人目くらいで自分の番が回ってきたのですが、グランドスタッフが開口一番。

「お客様のご搭乗便は、昨日機体の到着が遅くなり、出発時刻が変更になります・・・。」

ええぇぇっ!



「新しい出発時刻は、12:05になります・・・。」

ええええぇぇぇぇっ!




「えーと、お客様は、羽田到着後に那覇へ乗り継ぎなさるので、乗り継ぎ便の出発時刻は20:00になります・・・。」


えーーーーー!

OKAタッチぐわぁぁぁああーーー。
(心の声です)

乗り継ぎ便のキャンセル

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中国の空港の定時発着率の高さを甘く見ていました。。。とある記事では上海浦東空港はワースト7位(ちなみにぶっちぎりの1位は、北京国際空港)だったのですが、GWに利用した中国国際航空の北京乗換えでもたいした遅延がなかったこと、また、今回ANAの便だからということで甘く見すぎていました。いくら前日の機材が遅延したといっても、昨日中には到着しているのでしょうから、機材の整備に時間がかかったということでしょうか。それにしても3時間超えの遅延は勘弁してほしい。中国恐るべし。

当初のOKAタッチの帰りの便を那覇→羽田便が19:20出発で予約していたので、羽田の乗り継ぎ便が20:00出発なら、当日中に東京に帰ってこれません。OKAタッチならずです。しょうがないので、浦東空港のグランドスタッフに、SFC修行僧である事を告げ、この後那覇→羽田便に乗れないことを相談するも、日本の国内線だから良くわからないとのお答え。うーん、困ったけど、帰国できないならいざ知らず、OKAタッチを完遂できないから、翌日会社を休むとも言えないので、泣く泣く羽田→那覇便のチケットキャンセルしてもらいました。

遅延証明書

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那覇→羽田便のキャンセルについては、日本国内の予約センターに相談してくれと。遅延証明書をくれるというので、取り敢えずもらって、帰国してからANAに相談することにしました。今まで電車の遅延証明書はもらったことがありますが、飛行機の遅延証明書をもらったのは人生で初めてでした。

中国からの日本国内線の変更

OKAタッチの帰りの便は、株式優待のプレミアムクラスを予約しているので、出発までなら取り消し手数料はかからないはずです。ANAの公式サイトやアプリからキャンセルしようと思いましたが、ANAのトップページは繋がるものの、何故か予約変更の画面になると繋がりません。ひょっとしたらTwitterの部品を組み込んでいるのでしょうか。中国ではグレードファイアーウォールのおかげで、Twitterや特定のサイトにアクセス制限がかかっています。例えば、ポイントタウンなんかは接続できませんでした。また、WebでTwitterの部品(ボタン)を組み込んでいるとちょうどボタンの手前で、画面表示が止まります。高性能なファイアーウォールですが、やめてほしいです。しょうがないので、やはり日本に帰ってから相談することにしました。

イミグレを通過し、搭乗ゲートで時間があったので、国際線の一部である羽田→那覇便について払い戻しできないのか、スカイプでANAの中国顧客センターに問い合わせしてみました。払い戻しは可能だが金額の計算に時間がかかり、折り返しするとのことでしたので、お礼を言い、日本で再度顧客センターに問い合わせすると伝え、搭乗しました。

浦東空港での時間潰し

昨年ダイナースカードは解約してしまいましたので、クレジットカードで海外ラウンジが使用できるカードを持ち合わせていません。こんなことなら、もっと早くアメックスゴールドを申し込んでおくのでした。

スタバで気分を落ち着かせる

スタバは出発ロビーではなく、ターミナル2の下の階の到着ロビーにあります。取り敢えずカフェラテを飲んで気分を落ち着かせます。
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ちなみにトールサイズで27元(454円)なので、日本と値段はほとんど変わりません。

出発ロビーでマッサージ

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折角ですので空港で寛げる場所をWebで検索します。マグレブ乗車駅の近くにあるトランジットホテルが一時間単位で使えるみたいですが、そこまで疲れてもないので、マッサージに行ってみました。トランジットホテルにもあるようで、一時間280元とのことですが、出発ロビー4Fにあるほうが安いようです。場所は、味千ラーメンの奥にあります。
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45分130元(2,184円)と表示されています。これなら市内の価格より安そうです。入ってみましたが、オイルマッサージで45分260元とのオファー。そうじゃなくて普通のボディマッサージの45分と言うと、なんと200元!メニューを隅々まで見ますがこれしかありません。店の入口の表示価格は古いものみたいですね。ちゃんと更新して欲しいものです。しょうがないのでそれでお願いしたら、ボディマッサージなのに、オイルマッサージ用の紙の服に着替えさせられ、着替え終わったら服代プラス10元と、、、。マッサージ自体の腕は良かったのですが、40分くらいしたところで、時間は延長しないのかとしきりに勧めてきますが、しないと断ると「もう45分は終わった。」とのお答え。結局45分で210元(3,528円)。日本よりかは少し安いかもしれませんが、何だか後味の悪いお店でした。

お詫びのミールクーポン

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ANAのグランドスタッフからミールクーポン100元分(1,680円分)頂きました(クーポンよりプレミアムポイントが欲しい!)。使えるお店も出発ロビーの一部に限定しているのですが、一人で100元も使いきれません。結局使ったのは、何店か覗いてみて一番お客が入っていた味千ラーメンにしました。日本食が食べたくなった時に良く香港空港で使っているお店です。
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写真映りもいまひとつですが、味のほうもいまひとつでした。良く使っている香港空港のほうが断然おいしい!

中国元の入手方法

ちなみに、この記事の中では、1元=16.8円で換算して記載していますが、現金両替ではもっとレートが悪いです。

羽田空港でのレート

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羽田空港国際線出発ロビーにあるみずほ銀行のBuyレートです。5月19日で1元=18.56円。1万円なら、539元にしかなりません。

上海浦東空港でのレート

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上海浦東空港マグレブの駅近くにあるTravelexのレートです。5月22日で1円=5.43円。(1元=18.42円)1万円なら、543元にしかなりません。

中国でもクレジットカードの海外キャッシングが便利

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(画面は中国の大手銀行「中国工商銀行」のATMをJCBカードを使って操作している一画面ですが、ご覧の様に日本語にも対応しています。)
上海では空港にこそ両替店がありますが、市内はほとんどありませんでした。一度、人民広場の地下鉄の駅で見つけたのですが、何故かやっていませんでした。その代わりATMは結構街の中の至るところにありますし、大きめの地下鉄の駅には必ずあります。今回、ATMでキャッシングをしたところ、1元あたり16.86円。1万円なら595元です。JCBなら海外キャッシングに関する出金手数料がかかりません(一部の国ではATMの手数料は別途かかる場合もあるかも)ので、お得です。JCBといえば、ANA陸マイラーなら必ず持っているソラチカカードですね。日ごろ死蔵している人は、海外SFC修行には是非お供として持っていきましょう。

海外キャッシングの金利は15-18%ですが、日本帰国後に、金額が確定したらJCBのカードセンターに電話して、早期返済すると数百円の手数料で済みますので、断然便利&レートが良いです。

羽田に到着後、払い戻し対応

羽田に着いて、グランドスタッフにOKAタッチの帰りの便である那覇→羽田便の変更を申し出ますが、スカイコインで買ったチケットだったので、予約センターに電話連絡して欲しいと告げられました。予約センターに電話し、那覇→羽田便を変更してもらった後に、国際線の一部である、羽田→那覇便について、いくら払い戻しが可能か確認しました。

「些少ではございますが、使用していない税金分の290円を・・・」

「えぇっ。290円ですか?」と思わず聞き返してしまいました。国際線乗り継ぎ片道分なので、満額の5,000円は無理でも2,000円くらいは戻ってくれば良いなぁと思っていましたので。まあ、今回の場合は、そもそもの遅延の原因が濃霧(?)の影響ということで、ANA側には責任がないこと、また、ANAで羽田→沖縄便の振り替えの便を提示いただいていたので、それを当方事由で断ったのでしょうがないかぁと諦めかけていたら、

「大幅遅延の場合に払い戻し対応できるかも知れませんので、運賃課に問い合わせてみます。連絡は明日になるかもしれませんが。」とのやさしい提案が。
(運賃課っていうところがあるのですね。なんかかっこいい響きの課ですね。)

想定以上の払い戻しが・・・

羽田空港からしょぼくれて帰宅し、家族で夕食を食べていたら、予約センターからお電話が。既に心の中では諦めていたのですが、
「運賃課に問い合わせたところ、今回の大幅遅延に伴い、乗り継ぎができなかったので、11,100円に税金の290円をあわせた11,390円を払い戻します。」とのお答え。
えぇっ。どういうことでしょうか。そもそも、国際線乗り継ぎの国内乗り継ぎは、片道5,000円で往復でも10,000円のはずなのに、それ以上の払い戻しです。
何かの聞き間違えかなぁと思っていましたが、
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翌日、メールに早速、払戻明細書が送付されてきて、そこにもしっかり記載がされています。

理由はわかりませんが、とくかくANAさんの神対応には感謝の言葉しかありません。お世話になったグランドスタッフ、予約センター及び運賃課の皆様、お礼申し上げます

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獲得プレミアムポイントは5,826ポイント(結果)

結局、後半のOKAタッチはできませんでした。

日付 便名 出発空港 到着空港 出発時刻 到着時刻 クラス PP マイル
5/19 ANA469 羽田 那覇 10:25 13:20 P株主優待 2,860 1,783
5/19 NH470 那覇 羽田 14:30 16:55 普国際乗継 1,968 1,230
5/19 NH971 羽田 上海浦東 18:30 20:35 エコ(L) 499 416
5/22 NH972 上海浦東 羽田 8:25 12:20 エコ(L) 499 416

今回の修行で獲得できたプレミアムポイントは、5,826。かかった費用は、羽田→那覇便で30,190円。那覇→羽田→上海→羽田で、当初の52,060円から11,390円を引いて40,670円。合計すると70,860円なので、PP単価は、70,860/5,826=12.2という結果になりました。。。

ANAさんの神対応があったものの、やはり後半のOKAタッチがなくなったのは痛いです。

ちなみに、上記の金額には、株主優待券の費用は考慮していませんが、今回の二回目のOKAタッチ(帰りの那覇→羽田便)で予約していたプレミアムクラスの株主優待用の株主優待券は、5月末期限のものだったので、これも無駄になってしまいました。。。

ただでさえ出遅れ組の修行僧ですが、これでさらに出遅れてしまいました。
ただ、その一方で、今回獲得予定だったプレミアムポイントを獲得するために、今度はどこに行こうかなぁと思案している自分もいて、修行は楽しいですね。
やっぱり、小龍包に加えて、焼肉も食べに行くかなぁ。