【2016SFC修行 第2回-2】 OKAタッチ&上海修行 中編
さて、これから修行の合間の二日間で上海観光です。天気は生憎の雨模様です。当初は、一日目上海観光、二日目蘇州観光(上海から新幹線で一時間ほどでいける中国庭園が有名な都市)に行こうかと検討したのですが、さすがに前後にOKAタッチを入れることを考えれば、少しきついかもということで、上海二日間の観光にしました。
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上海の位置関係のおさらい
羽田から上海へは、浦東空港行きが一日2便、虹橋空港行きが一日1便就航していますが、今回はOKAタッチとの乗り継ぎの関係で、浦東空港行きを使用します。
浦東空港は、1999年に開港した比較的新しい空港で滑走路を4本有する大きな空港ですが、その分上海市中心部からのアクセスが悪いです。マグレブと地下鉄を使えば、中心部まで35分くらいでしょうか?一方、虹橋空港は昔からの空港で狭いのですが、上海中心部へは地下鉄で20分ほどという距離に位置しており、便利です。
地図上での位置関係はこんなかんじ
真ん中の緑マルが上海中心部。右下の青の四角が浦東空港。左の赤の四角が虹橋空港。上海中心部のちょい右下にある黄色の小さいマルがマグレブの終着駅である龍陽路駅です。(中国語でかくと、龙阳路駅です)
有名な観光地の位置関係
上海中心部の拡大地図です。上海の観光地で一番有名な外灘(バンド)は、地下鉄2号線、10号線の南京東路駅から、徒歩で10分ほど東に行けばたどりつけます。また、豫園は地下鉄10号線の豫園駅から同じく10分ほど東に行くと到着します。
上海での移動手段 - 地下鉄が便利です
上海は地下鉄がかなり整備されており、どこに行くのも地下鉄が便利です。ただ、注意しなければならないのは、地下鉄は年々新しい路線・駅が開業しており一年前の路線図でも既に古くなっている可能性がありますので、公式サイトの路線図で確認するか、地下鉄の駅で路線図の写真をとって確認するのが良いと思います。停車駅のアナウンスは中国語の後に必ず英語で再度アナウンスされますので、全く問題なく利用できます。
交通カードが便利です
地下鉄の運賃は距離に応じて3元(50円)から5元(84円)くらいかかっていました。切符を販売機でも購入できますが、滞在中に地下鉄に何回も乗るのなら、交通カード(スイカみたいなものですね)があると便利です。入手はマグレブの駅や地下鉄の駅(コンビニとかでも)入手できるようですが、20元のデポジットをとられます。後で窓口で払い戻しをお願いすれば返ってきますよ。チャージは切符の販売機かもしくは駅の窓口でできます。帰りの空港のマグレブの窓口で返金を依頼したら5%の手数料をとられましたが、ちゃんと返金されました。
ちなみに初日に乗車したマグレブでも、交通カードは使用できます。運賃も50元のところが40元に割引されますので、時間に余裕があれば交通カードを入手してから、マグレブに乗車されることをお勧めします。
やはり中国ですね。。。
上海の地下鉄に乗って驚いたことは、車両の外に画像広告が流れていること。写真だとちょっと見づらいのですが、いくつかの路線ではこのような車外の広告が流れています。ハード的には進んでいますね。ただ、日本と違うなぁと感じたのは、地下鉄の中でチラシを配っています。たぶん旅行のチラシですが、受け取らない人にも押し付けていますので、車両の中がチラシのゴミだらけです。セールスもやってきます。WeChatの友人登録の押し売りだと思いますが、登録してくれると飴をもらえるみたいです。後は、おきまりの大声での携帯電話ですね。地下鉄の中でも結構電波が入るらしく、大声で話しています。地下鉄の騒音やアナウンスに負けじと段々ヒートアップしてきます。それが一人だけならまだマシなのですが、周りに話ていると人がいると、もう至るところで怒鳴りあいです。ハードの立派さと見事なコントラストですねぇ。
上海での観光
今回は(も)あまり時間がないので、上海の代表的な観光地である外灘(バンド)と豫園に行ってきました。
外灘(バンド)
はい、もっともメジャーな観光地です。さすがに一回くらいは来ておかないと話になりません。写真の様に昔ながらの歴史的建造物が並んでいる地域であり、高級なホテルやレストラン等のおしゃれなスポットでもあるようです。
中国のローカルの人たちにとってもメジャーな観光地ですので、皆さんセルフィー棒を使って自撮りでパシャパシャやっています。
外灘(バンド)の対岸には、前編の記事の最初にのせたような高層建築物が並んでいます。新旧のコントラストが上海の魅力ですね。
豫園
地下鉄10号線の豫園駅を出ると看板が出ていますので、それに従っていくとたどり着けます。まずは、元々は豫園の敷地であったものが、商業施設になっている豫園商城というおみやげ屋さんが軒を連ねるような一帯にでくわします。
そのあたりをうろうろしていると、本日の記事の一番上に貼っている「湖心亭」の一角にたどり着けます。「湖心亭」は湖の上の御茶屋(商業施設)なのですが、ここでも十分雰囲気を堪能できます。
追加で40元(640円)を支払うと豫園の内部に入場できます。折角上海まできたのでお金を払い入場してみます。こちらは商業施設ではないので、十分中国庭園を堪能できるのですが、そこまでの広さがある訳でもないので、雰囲気だけ楽しむなら、「湖心亭」だけでも十分かもしれません。
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もうひとつの修行
今回修行のもう一つの目的は、上海小籠包修行です。というかこっちが本命かも。私、小籠包には目がありません。いつかは台湾の鼎泰豊本店にもいってみたい。上海の観光地をWebで調べたところ、先ほど訪問した豫園湖心亭のとなりに有名な小籠包屋があるではないですか!
南翔饅頭店
その名は、「南翔饅頭店」。ローカルの人々も並んでいます。持ち帰りだと12個で22元(370円)。肉と蟹肉のミックスしかありません。タコ焼並みのお値段です。お店の中で座って食べると倍のお値段がするようです。
さて、肝心のお味はというと、、、
うーん、全然感動しません。確かに普通に美味しいのですが、東京にあっても多分食べない。半分くらいを残してしまいました。わざわざこれを食べに来たのにぃー。
やはり修行は簡単にはいきません。そうです、試練があるからこそ修行なのです。気をとりなおしてTrip Advisorで上海の美味しい小籠包屋さんを検索します。近くの人民広場駅付近で候補のお店が見つかったので、地下鉄で移動します。ただ困ったところは、Trip Advisorにリンクしている地図はGoogle Mapなので使えません。それではと普段使っていないAppleのMapを使うものの、通りの名前が英語表記なので、良く分かりません。取り敢えず口コミに書いている出口の周りを徘徊して、お目当のお店を見つけます。(後で分かりましたが、AppleのMapは中国語でも検索できるので、それを頼りに探せます。)
佳家湯包
はい、こちらが二店目の「佳家湯包」。TripAdvisorの口コミでは行列必至のお店ということだったのですが、夕方に行ったら直ぐに席に座れました。
でも、行列していない理由がわかりました。メニューの半分くらいが売り切れです。その中から、卵入り小籠包を注文。12個で23元。(386円)
めちゃうまです。この店は注文してから蒸すので肉汁が凄く、確かに美味い。今でも写真を見るだけでよだれが出てきます。ただオリジナルの小籠包を食べてみたかった。後で検索したら、ランチタイムには既に売っていないみたい。売り切れというより、単価が低いので朝しか売っていないそうな。なんてこったい。さすがに朝一から並べないので、泣く泣くがまんします。でも、大分、小籠包修行らしくなってきました。
小楊生煎
さきほどの「佳家湯包」の向かいにあります。チェーン店らしいのですが、こちらも大人気で結構混んでいるようです。
こちらのお店は、今までのお店と違い焼小籠包が売りです。焼小籠包は通常の小籠包より皮が分厚く、形状も違います。小籠包の下を焼いていますので、中はジューシー、外はカリットという食感で、病み付きになります。メニュー写真を見るだけで、よだれがでてきます。もう、パブロフの犬状態です。
4個で8元!日本円だと134円です。まさに上海B級グルメの旅。これも激うまです。勢い良く食べていたら、中の肉汁が右手にぶちまけられるといったハプニングに見舞われました。。。このお店が日本にあったら、かなり通いそうですね。
上海観光と小籠包修行も無事終了し、二日間の観光日程を満喫したのでした。後はホテル近くで夕食して、翌日のOKAタッチに備えます。